今日もキツネの嫁入りなり

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可愛く哀しくホラーでエモい『空が灰色だから』お勧め20話まとめ

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可愛く哀しくちょっぴりホラー。続きが気になり止まらない。

謎の魅力を放ち非常にクセの強いマンガ『空が灰色だから』を紹介します! 作者は阿部共実さんです!

一話ずつ物語が独立したオムニバス形式のマンガです。全5巻で完結しており、合計59話の物語があります。こだわりが強かったり不器用だったり、特徴のある女子高生が主人公である話が多く、思春期の人間ならではの生き方が描写されています。

一話ごとに色合いが異なるため、感動しつつ次の話を読んだら恐怖のどん底に落とされるなんてこともあります。その逆もまた然り。

今回は『ハートフル系』『ハートフルボッコ系』『可愛い系』『サイコ&ホラー系』に分けて、それぞれお勧め5話のあらすじを紹介します! 

 

 

 

ハートフル系

1巻3話『空が灰色だから手をつなごう』

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お父さんのいない穂(みのり)はゲームが欲しいと母に訴えます。しかし、家が貧しくお金の余裕がないためゲームなんて買えません。クラスメイトは100本のゲームソフトやお洒落な服を持っているのに、自分だけ持っていない。お父さんも。自分だけ。

「絶対に穂は幸せにする」そんな想いを胸に、お母さんはおもちゃ屋さんへ走ります。 

3巻25話『黴春』

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 寛太はクラスのマドンナである小谷さんに告白し、フラれてしまいます。落ち込む寛太を仲の良い風馬と茶々が慰め(笑い)ます。ただ、「一回フラれただけで諦めるな」と言う風馬に対し、茶々は「諦めて次に行け」とのこと。果たしてどのような結末を迎えるのか?

4巻39話『世界一我侭な私から世界一ブスなお前に』

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 美少女な今崎は中浦のことをブスと呼ぶ。お互いに相手を煽りまくるが、二人はずっと一緒にいます。ある日、クラスメイトからバイトをしないかと誘われ、二人は面接を受けることに。しかし、今崎は親から「高校生の間はバイトをするな」と止められてしまい、中浦一人で面接へ行くことになりました。放課後の遊び相手がいなくなった今崎は客として冷やかしにいきます。しかし、そこでは予想外の出来事が…。

5巻49話『不謹慎なそれ』

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 女々しい菜野はいつもイジメられています。いつものように「金を出せ」と脅されていたところ、喧嘩で自宅謹慎していた甲賀がやってきて昼寝の邪魔をしたイジメっ子をやっつけます。菜野はお礼を言うが、今度は甲賀にイジメられる羽目に。ただ、甲賀は他の人とは違う接し方をしてくれているような気もします…。

5巻53話『私を許して』

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しっかりものの来海と天然な智子幼稚園からの仲好しです。しかし、智子は迷惑をかけてしまい、来海を怒らせてしまいます。このままだと智子は成長しないという想いもあり、そう簡単には仲直りしません。そうこうしているうちに、しっかりものでルールを重んじる来海の周りからは少しづつ人がいなくなり、独りになってしまいました。

ハートフルボッコ系

1巻9話『夏がはじまる』

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「右澤秋って実は男って噂だぜ」
そんな話をクラスメイトから聞いた肥田は、今日は右澤と一緒に日直であったことを思い出します。日誌を取りに行くと右澤に「遅いぞ」と叩かれ、会話し、匂いを嗅ぎ、男だと確信していく。肥田は女子が苦手だが右澤とは気兼ねなく話せる気がしてきたため、積極的に話しを振ったところ・・・。

2巻18話『信じていた』

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「おい! また野球部さぼってんのか涼!」
「なんだ若葉か うぜー」
1年にして即エースとなり夏予選を決勝まで導いた柏木涼は、天才ピッチャーとして地元で有名になりました。しかし、決勝では急に崩れ逆転サヨナラ負け。それでも女子高生には人気があったが、野球を辞めて一年もしたら味方になってくれる人がほとんどいなくなってしまいました。
「あんなウドの大木のハゲでも球を放ればプロ間違いなしなのよ。野球させればいいだけよ」
涼とは長い付き合いである若葉は、唯一の味方だと思われた千絵の本性を知る。涼は私がなんとかしなきゃ。そう思った若葉は、不器用ながら、行動をします。

3巻35話『別に大丈夫やけどな』

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関西人の木崎藍夏は、親の都合で関東の学校に転校してきました。
「人見知りやけど仲良くしたってください よろしくお願いします」
「わあああ! 大阪人だすげぇ!」
「関西人ってみんなネタ帳もってるの!?」
「タコ焼き器もってる?」
関西人ってだけでみんなに興味をもってもらって上機嫌な木崎。しかし、学校生活の中で「関西人なのにノリが悪い」と言われてしまい、独りの時間が増えていきます。母親から友達のことを聞かれても一言だけ。
「大丈夫やで」

4巻45話『名乗る名もない』

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イジメられっ子の少年は、公園で中学生のお姉さんと出会います。
「私がお前の師匠になってやる これからは私を姉御と呼べ!」
お姉さんは、少年がイジメっ子に勝つため相撲の稽古をつけてやると言い出します。初めは乗り気じゃなかった少年も、姉御の言葉に胸を打たれ、一生懸命取り組みます。それはやがて過度な承認欲求へと変化していき・・・。

ふと思ったのですが、これはマズローの欲求五段階説のステップを綺麗に踏んでますね。少年は虐められているので勿論のこと、姉御も初登場時に物陰に隠れて怯えてる描写があります。これは安全欲求ですね。次に、二人が仲良くなり親和欲求が満たされたとたんに承認欲求に変わります。特に少年から姉御への承認欲が顕著に表現されています。姉御は更に、少年に能力を誇示し必要とされることで自己実現欲求を得ようとしています。

マズローの欲求5段階説

自己実現欲求:自分の能力を高めたい・試したいといった欲求
承認欲求:人に認められたい欲求
親和欲求:仲間が欲しい欲求
安全欲求:安全に暮らしたい欲求
生理的欲求:食欲や睡眠欲

下段から上段へと欲求が発生していきます。そのため、下の段を満たさなければ上段の欲求は起こりません。

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5巻最終話『歩み』

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「私たちの出会いは運命だね!」
女子高生の唐井桂と水戸歩はひょんなことから仲良くなり、将棋を通して友情を深めていきます。しかし、唐井桂にはとある秘密がありました・・・。

最終話にして最高峰とまで言われている作品で、『空が灰色だから』の全てを凝縮したような物語です。オムニバス形式ですし5巻だけでも読むことをお勧めします。

 

可愛い系

1巻5話『女の中の女の中の女』

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恥ずかしがったり焦ったりアタックしてみたり、恋する乙女の物語です。ポップで愉快で楽しくなれます。

2巻13話『僕の家の隣のお姉さんは』

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高校生のみず姉と中学生の拓也は幼馴染です。頭が良くしっかりしているみず姉が拓也に勉強を教えます。幼馴染らしい2人のやりとりにほっこりできる物語です。

2巻15話『ネガティブスリーパー』

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中学生の璃瑚奈、美緒、翔はとっても仲良し。性格や才能と同様に睡眠時間もバラバラな3人。一見無意味ともとれるこんな会話が、良い想い出になるんですよね。

この3人組は今後もたびたび登場します。漫画の表紙にもなってるし人気なんですね。

2巻23話『わたしたち』

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不登校の女の子と、女の子を学校に連れて行こうとする男の子の話。説得を試みるが男の子と付き合わないと学校に行かないらしい。まんざらでもない男の子はどのようにして連れ出すのか?

5巻52話『僕と交流しよう』

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「彼氏がほしい…」そんな想いも虚しく、バイトに明け暮れる亀村には出会いがありません。ある日、亀村のハンカチを小学生が拾ってくれます。何処かで見覚えがあると思い考えを巡らせてみると、なんとその小学生は、亀村が高校生の時にイベントでよく世話をした慎君でした。慎君は人懐っこく、仏頂面の亀村にも「亀ちゃん!」といってよく懐いてきた子でした。どうやらその性格はまだ健在のようで、亀村を思い出した瞬間、飛びついてきます。慎君と話をするうちに「小学生も良いかも…」と思えてきました。そんな気持ちになってきたところ、慎君が悪態をついていた同級生の吉永が現れます。

サイコ&ホラー系

1巻6話『今日も私はこうしていつもつまらなさそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ』

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慶太が電車を待っていたところ、幼馴染のあおいが現れます。あおいは声をかけるも、どうやら慶太はあまり覚えていないらしい。話題を軽く受け流していく慶太と、それにツッコミながら話しかけるあおい。そんな奇妙な2人の関係は、あおいが過去を語ることで明らかになります。

1巻12話『ガガスバンダス』

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ガガスバンダスは炊きですべてが決まります。身体に害はなく、健康にもいいが、やりすぎてはいけません。また、学校で仕込むと不良だと思われてしまいます。大切なものでガガスバンダスすると、ガガスバンダスから戻れなくなってしまうので、皆さんも注意してください。

2巻17話『こわいものみたさ』

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怖がりだけど、どうしても怖いものが見たくなってしまう女の子の話です。気になりだすと、もう止まりません。クラスメイトと廃墟探検をしますが、皆んなを置いてズンズン進んでいきます。最後には1人である場所に行ってしまいます…。結末はどうなったのか、読者が気になって気になって仕方のない物語です。

3巻36話『ただ一人でも仲間がほしい』

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人とは少し異なった趣味を持つ女の子の物語です。自分は周りとは違う、皆何も分かってない。そう思いながら1人で絵を描いていたところ、同じ趣味を持つ仲間に出会います。

「私は私でいたいから本当の絵を描いた」

この言葉は絶対に検索してはいけません。

5巻56話『お兄ちゃんが』

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自分のせいでお兄ちゃんは事故に遭ってしまいます。数年ぶりに再会したところ、「この人は本当にあのお兄ちゃんなのだろうか」と疑問を持ってしまいます。優しかったお兄ちゃんは何処かに行ってしまったのでしょうか?切なくなり悲しくなる、そんな物語です。

 

 

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